UPSとは?
UPSはウエサワ・パッディング・システムの略(特許取得済)で、欧州で多くのプロフルーティストの信頼を得、楽器を長年ケアし続けた植澤晴夫氏が開発したフルートのパッディング方法です。
▼UPS装着前後の音色の違いを動画でご確認いただけます。
UPSの主な特徴は以下の通りです。
・キーカップとパッドの気密性を最適化
・キーカップ内部に接着剤や空気等の余計な層を作らず響きを最大化
・響きが伝わりやすい安定板をキーごとに成形(カスタムメイド)
・丈夫な安定板が入り、激しい気温差が生じてもメカニックが狂わない
・ムラマツ、ナガハラ、ストロビンガーなどのパッドと組み合わせも可能
フルートが本来持つパフォーマンスを引き出すには、「パッドがトーンホールをしっかりと塞げている」状態が欠かせませんが、従来の方法では、長年の経験を詰んだリペアマンの努力と根気を持ってしても、パットに気密性を持たせることは簡単なことではありませんでした。
そこで「誰でも簡単に、安定した結果が出せる方法」をを目指して生まれたのがUPSです。パッティングの原理はとてもシンプルですが、素材の選定や、WD・CPの形状や、パッドの材料や構造など、長年の試行錯誤を繰り返した末に特許を取得し「UPSだけにしか引き出せない楽器本来の響き」を実現しました。
現在は、国内外のプロ・アマを問わず、数多くのお客様がフルートのメンテナンスにUPSを選ばれており、数多くのメディアに取り上げられるなど注目される調整いらずのパッティング方法です。